イギリスで学ぶサッカーMBAのブログ

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さっそく授業。

いよいよ授業が始まりました。

今日やったのが、簡単なケーススタディ。

前提は下記の通り。

「あなたはコーヒーショップチェーンの経営者です」

「先般アメリカ西海岸エリアで『ハラペーニョコーヒー』を売り出しましたが、

 消費者からの評判が悪く、シェアを悪化させました」

「次に出す新商品と、そのマーケティング戦略について

 4人一組のグループで20分以内で考え、発表しなさい」

 

僕たちのグループは、トフィーラテをベースにした、

Twist Cofeeというのを考案しました。キャッチフレーズは"Twistart your day"。

他にはミントチーノ(ミント味のカプチーノ)、
サムライショット(あずきコーヒー)といった案も。

 

時間が限られていたので、そう大した議論も出来なかったのですが、
強く思い知らされたのが、

「飲食料品について、新製品を出す際、特にそれが奇抜な場合、

顧客の好みの範疇から外れないことと、商品としてのインパクトを保つことを

両立するのは非常に難しい」ということです。

 

特に、コーヒーというコモディティ(一般化された)商品で、

新規顧客獲得のために他社と差別化を図ろうとすると、

ある程度インパクトに頼った商品作りが求められます。

一方で、コーヒーのテイストはしっかりと守っていかないといけない。

狙ったインパクトが受け入れられないと、

ブランドイメージは著しく低下してしまうでしょう。


授業後教授にこの感想を述べてみたところ、彼はスターバックス本社の幹部と
面識があるらしく、「彼らは新商品販売前に、膨大な数の消費者テストを

行っている」とのことでした。

消費者の生活に密着している商品・サービスについては特に、
顧客の好みや求めているものと、
提供者側が提供していこうとするものとのすり合わせが
ことさら重要になってくる、ということを学びました。

 

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

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