サッカービジネスに携わるインド人、携わろうとするインド人
ゲストスピーカーを招いての2度目のセッションがありました。
今回は2部と3部のクラブから、担当者が1名ずつ来られました。
1部所属のクラブでは無いから、話の魅力に欠けるか、というと
そういうわけでもありません。フットボールビジネスの全体像を
捉える上で、1部以外のクラブについて学ぶことは大切です。
このセッション、正式な授業として話をしていただけた後、
校内のカフェやバーに場所を移して、
よりフランクなシチュエーションで話が聞けます。
そこで、とても印象に残った場面がありました。
それは2部のクラブの担当者(FIMBA卒業生インド人)が、
FIMBA現役生(僕たちのクラスメート)のインド人と話し込んでいた場面です。
「いいか、インド代表はFIFAランキングではかなり下位に甘んじている。
一方で、国内に年間300万人の新生児が生まれてくる。
君たちが卒業後、この状況をうまく活用して、
インド代表を強くしていって欲しい。」
自国が新興国として発展していることの自負、
同じ国を出身とする者としての連帯感、
FIMBA現役生に向けられた期待、
そして「自分はインド人として英国の地で頑張っていく」という意志。
話を聞いていた現役生インド人の神妙な表情が、強く印象に残っています。