イギリスで学ぶサッカーMBAのブログ

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うまくいく予感

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ブラジル人クラスメートが開いてくれたホームパーティーで、

新たなプロジェクト案が持ち上がりました。

もしきちんとうまくオーガナイズできれば、

とても素晴らしいものになるのではないかなと思っています。

 

「俺はこうしたい」

「いやいやこうした方がもっとうまくいく」

 

はじめはソファに座って話していたみんなが、

興奮を隠しきれず次々に立ち上がり、

口角泡を飛ばして議論を交わす姿は、

まるで映画のワンシーンを見ているようですらありました。

 

何より僕が手応えを感じたのが、

この案が学生の多様性(出身国)と

共通点(仕事のバックグラウンド)を

ある程度活かせるものになり得ること。

 

決して特殊なことをするわけではないのですが、

地に足のついた、着実性のあるところに、

何となくうまくいきそうな予感を感じています。

 

 

これまで、去年の先輩とお話しさせてもらう中で、

興味深いデータを教えてもらえる機会がありました。

それは、インターンシップの獲得率と卒業後の就職率の低さです。

 

決して期待してはいけないと覚悟はしていましたが、

経歴的にも人間的にも素晴らしいものを持っている方たちが、

ここまで苦労を強いられるのか、と改めて思い知らされまます。

 

ちなみに、「金満クラブ」とまで揶揄されるような、

イングランド・プレミアリーグのトップクラブに就職できたとしても、

初任給はイギリスの法律で定められた最低給与水準です。

 

授業やゲストスピーカーセッションで、

自分の可能性に最大限の希望を見出す一方で、

目を背けたくなるような現実を突きつけられる。

この希望と現実の落差は、やはり尋常ではありません。

 

僕は今、通信員業務を務めているので、

それを実質的なインターンシップと捉えています。

でも、クラスメートが後々インターンシップを獲得できる保証が、全くない

(僕だって、色んな条件が偶然に重なって仕事をいただけたに過ぎません)。

 

個人的には、インターンの機会くらい大学が希望者全員に保証して欲しい

と思っているのですが、残念ながらそこには至っていないのが現状です。

 

だから、クラスメートがインターンシップ

仮に獲得できなかったとしても、

就職活動時に充分PRできるような活動を、

自分たちの手で生み出していきたいと思っています。

 

もちろん、既にサッカー界にいらっしゃる方、

これから関わりたいと思っていらっしゃる方に

役立つものにするべきなのは言うまでもありません。

 

とにかくこれが1年続けば、来年度の後輩に向けた

ささやかなプレゼントにもなる

(インターンを補完する課外活動のオプションとして)。

 

クラスメートの気持ちを焚きつけながら、

僕がこの学校にいた足跡を残してやろうと思っています。